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頭、痛い。
緋「うー……くらくらする…」
いつも通りの時間に起きて、立ち上がると同時に、いつもはない頭痛。
緋「風邪ひいたかな……だるい…」
何かくらくらするけど。
ゆっくり支度して、ふらふらしながらキッチンへ。
何作ろっかなー、昨日の夕飯の残り物も入れていいかなー、とか。
何だか上手く働かない思考と体を気にしないようにして、弁当作り。
緋「……お、終わったぁ……」
やっとの事で作り終える。
うあ、これはヤバいかも。
…とりあえず、みんな起こさなきゃ。
緋「黄ー、……こう、起きてー」
頭痛くて大きい声を出したくない。というか出せない。
いつもより控えめだったけど、流石は黄也、すぐに起きてくれた。
黄「ん……おはよ、緋姉」
緋「…おはよ…」
黄「…、?………緋姉?」
緋「ん?」
黄「何か……元気なくない?
……ってか、顔赤いよ?」
緋「あー……ううん、大丈夫。
何かちょっと頭痛いだけ……」
寝起きでぼーっとしてたのに、すぐに真剣な目で見つめられた。
何か……怖いんですけど、黄也くん。
緋「じゃあ私、次起こしてく」
黄「駄目です」
緋「……え?」
すると黄也は怖い顔したまま、私のとこまで来ておでこに手を当てた。
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