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緑「あ、黄おはよ!緋ちゃん大丈夫?」
黄「大丈夫じゃない…」
紫「…熱、高かったの…?」
黄「ん……39.8」
その途端、2人が素っ頓狂な声を上げる。
……そんな中で、落ち着いてる人物が1人。
蒼「冷えピタ冷えピタ……あった」
冷蔵庫をガサガサしてた蒼兄。
俺ら3人のパニック気味な顔を見て、ふにゃりと笑った。
蒼「だいじょーぶ、俺がひぃ看るから、3人は支度しな?」
緑「でもっ、心配だよっ!」
蒼「大丈夫だから、ね?
みんなが学校休んだって知ったら、ひぃ、自分のせいだって思っちゃうでしょ?」
その通りだと、思った。
緑兄と紫潤もそうだったのか、2人も黙った。
緋姉って、そんな人だから。
黄「分かっ、た……支度してくる」
紫「緋姉に後で怒られんの嫌だし、ね」
緑「うー、しょうがないかぁ……。
支度してきまーす…」
蒼「うし、いーこだぞ」
1番末っ子みたいな顔した蒼兄が、兄貴らしい、父親みたいな顔で笑った。
まあ、父親知らないんですけど。
そっから俺たちは大人しく朝飯食べて支度して、後ろ髪を引かれる思いで家を出た。
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