1631人が本棚に入れています
本棚に追加
――――――――――――
39.8かぁ……高すぎてわかんねぇ。
ひぃ……大丈夫かな?
蒼「ひぃー、入るよ?」
下の3人に学校行くように言ってから、俺は冷えピタとお粥と水と薬を持ってひぃの部屋までやって来た。
返事がないから構わず入ると、やっぱり辛そうな妹。
蒼「ひぃ、薬のもうな?おきろー」
緋「……ん…蒼くん?」
蒼「おう。大丈夫か?起きれる?」
緋「うん……ね、黄たちは…?」
蒼「だいじょーぶ、3人ともちゃんと学校行ったよ?緋姉よろしくねって言いながら」
緋「そう…よかった。
蒼くんも……大学、行って…?
私、大丈夫だから…」
蒼「ダーメ、俺今日はもともと授業なくて、夜にバイトあるだけだから。
気にすんなよ……はい、お粥食える?」
むうが作ってくれた、と言いながらお粥を差し出すと、少しだけなら…って食べ始めた。
蒼「食える分でいーからな?
……一応、しはんのくすりならあるけど……病院、いく?」
緋「んーん、市販の薬でいい…」
蒼「そっか…分かった。
冷えピタ、はるぞー」
緋「はーい……蒼くん、ごめん…もう食欲ない…」
蒼「ん、大丈夫。
じゃあはい、これ、飲んで?」
薬を飲んで横になったひぃは、すぐにまた眠った。
顔は赤いし、汗もすごいし…
……すごく、辛そうで。
「大丈夫か?ひぃ……」
、
最初のコメントを投稿しよう!