長女、風邪ひきました。

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 やっぱり病院に連れてくべきだろうか…。  どちらかといえば5人共に健康だから、正直どうしたらいいか分からない。 「っと……早く連絡しねぇと」  実は、授業がないというのは嘘。  とりあえず、あいつに電話しなきゃ。 「……あ、とーま?」 『おう、どうした?』 「今日俺休むからさ、ノートたのんでいい?」 『別にいいけど、どうかしたのか?』 「うん……ひぃが熱だしちゃって…」 『え?緋桜ちゃんが?!』  電話の相手、冬馬とは長い付き合い。  高校から仲良くしてて、俺の家庭のこともよく知ってる。  何かと頼りになる男で、信頼できる。  いろんな相談に乗ってくれたから、俺の妹・弟のことはよく知ってて、家にも何度か来てくれてる。  俺を含め、5人みんな冬馬のことが大好きだ。 『大丈夫なのか?』 「いや、熱が高くてさ……すげーつらそうなんだけど、病院連れてったほうがいいのかな…?」  それからいろいろアドバイスをもらって、昼になっても熱が下がらなかったら病院に連れてくことになった。 「わかった、ありがと」 『授業終わったら、体にいいモン持ってくから……ちゃんと看ててやれよ?』 「ん、ほんとにありがとな」  ぴ、と電話を切る。  ぐっと大きく伸びをしてから、もう一度様子を見にひぃの部屋に向かった。 、
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