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アッツェレ・ラート大陸の南西に、他の国からは異質だと言われている村があった。
その村の名は、クルナ村。
天敵とされる魔物を手なずけ商売の道具にしている村だった。
10年前の、土砂降りの雨が降った日。
その村にまだ乳飲み子と思われる子供が預けられた。
その子供の瞳は片目づつ色が違っていた。
そして今、その少年はその魔物使いの村で一人前の「モンスター・マスター」となるべく試験を受けようとしていた。
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