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アッツェレ・ラート大陸の南西に位置するクルナ村。
この村は天敵とされるモンスターを手なずけ商売の道具にしている村だった。
その特殊さゆえに、親から子へとしかその手段は伝えられず、余所者を極端に嫌う村だった。
その村の中で異質だと、仲間はずれにされていた少年がいた。
その少年は名は「トーイ・ネレーエク」
透き通るような白い肌に、金茶色の髪。
さらに両目は色が違っていた。
右目が金で左目が青だった。
この村に住んでいる、褐色の肌に黒髪・黒眼のさながら黒人に見える者達と大きく容姿が違っていた。
その少年はこの村と外の村の人のハーフだった。
それだけの理由で村全体から「余所者」と見なされ、仲間はずれにされていた。
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