序章

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左之さんを放置して朝食の準備にはかなり早いけど台所に向かう。 暇だから普段手が回らない所の掃除して時間を潰すのだ。 黙々と掃除している最中ふと気付くと、朝ご飯の準備を始める時間になっていて、のんびり火を焚いていると他の女中さんが眠そうに欠伸をしながらやってきた。 「おまささん、おはようございます!いきなりですが、おまささんは大根の御味噌汁をお願いしますね?」 「おはよう、弥生ちゃん!今日も一日頑張ろうかぁ」 「はいっ!」 おまささんとお喋りしながらも手際よく朝ご飯の準備を終わらせ、暇そうな隊士さんをひっ捕まえて配膳を手伝ってもらい、準備は完了! 既に席についていた局長が周りを見渡して、隊士全員が揃って席についているかを確認してから、大きな声で朝ご飯の号令をだした。
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