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第6話【初デート②】
「ゴメン!待った?」「全然」悠理が待ち合わせ場所に到着したのは時間よりも【1時間遅れて】いたが、滋は怒っていなかった。「じゃあ、行こうか?」「うん!」滋が先に歩き悠理がついて行く。(こういうのもたまには良いかも!)自然と悠理の顔に笑顔がうかぶ。
「どうした?」滋の疑問に「何でもないよ!早く行こ!」「おぉ」二人は並んで歩き出した。
【待ち合わせ】→【映画館】→【カラオケ】→【ゲームセンター】→【ショッピング】と、楽しい時間はあっという間に過ぎた。【帰り道】ではすっかり暗くなっていた。「今日は、楽しかったな」「うん!また行こうね!!」「そうだな」二人の会話が弾むなか、悠理の家の前に到着した。
「じゃ、明日、学校で」滋は自分の家に帰ろうとしたが「あ、ちょっと待って!」悠理は引き留めた「何?」「あ、えっと、その」(どうしよう。おもわず引き留めちゃた)頭がパニクった悠理に滋は「悠理」と優しく問いかけ、頭を撫でてから、【キス】をした。
滋から悠理にした【初めてのキス】
唇が離れ「また、【デート】しような!」と、悠理の頭をまた、撫でながら笑顔で言った。悠理は顔を朱く染めて頷いた。「じゃ、おやすみなさい」滋は悠理に背中を向けて歩いていった。滋が去った後に足の力が抜けたのか悠理は、【その場に座り込んだ】。(…あ、あんなの…不意打ちだよ~)胸の鼓動がいつまでも続いた悠理であった。
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