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「お…お友達になってください!!」
晴れ渡った、寒空にふわりとした雪の降る1月。
私は目の前に立っている彼に頭を下げて言う
「えっとー・・E組の蜂本さんだよね?」
「はい、E組の蜂本さんです!」
「えっとー・・・」
「だ、だ・・・めですか」
「・・・いいよ、よろしく!」
彼は笑顔でそういった
「・・・ありがとうございます、よろしくお願いします!!」
私は緊張のし過ぎたせいか、しばらくその場から動けなかった。
その彼は犬井海斗君。
同じ高校1年生でF組。
入学したときから、女子に騒がれまくり・・・
なぜなら、勉強できるしスポーツできるしかっこいいしそのうえ優しい!
輝きすぎて平凡な私には遠いと、彼なのでした。
「んでー?犬井君にそんなこといったの?」
私にそんなことを言っているのはさとみ。私の親友。
「・・・はい。」
「バカだろ蜂本ー!!普通あんな完璧な男に平凡すぎるお前がなあー!」
こちらは金田とのぶと武、みんな友達。
こう見えても男友達のほうが多い
「いーもん!!番号とか聞いちゃったからーっ!」
「まあ、自分から言ったんだから頑張ってねー」
「うん!頑張る!」
こんな毎日が私の大切なひと時
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