すいーとたいむ

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そして私は次の授業のため理科室に行った 今日は準備当番の日だった 「あの、犬井君・・・」 理科室のドアの先から声が聞こえる こっそりドアの隙間から除く 「私・・犬井君のことが好きです」 「ゴメン。俺・・・」 「彼女とかいるんですか?」 「いないけど・・今付き合う気とかないし・・・」 バタッ 教科書が1つ落ちた 「だれ?!」 きゃーばれたー!!! 「蜂本・・・さん」 「ごめんなさいっ!除く気なんてなかったんですけど・・・」 「聞いてた?」 「ごめんなさいっ!!」 「いいよ、別に。あれ?今日準備当番?」 海斗が言った 「うん・・・」 その間に告白していた女の子は走っていった 「ごめんね、覗く気なんてなかったのに・・・」 「しょうがないよ、よくあるさ」 「・・・よくされるの?告白。」 「うん。断るのって嫌なんだよね。悲しい顔されちゃうし」 「そっか・・・」 じゃあ私の友達請求は嫌だったのかな・・・ 「あ、蜂本さんのは嬉しかったよ!これ本当だから!」 「あ、私も海斗君って呼んでるし・・・さんはやめよ?」 「そっかー、あだ名とかある?」 「あだ名・・・『ハニー』・・・?」 「ハハ!ハニー?なるほどね!」 「蜂蜜って気づいたんだw」 「じゃあハニーで行こう!」 「えっちょっと誤解されない?」 「大丈夫!普段は違うからw」 「そっかw」 ガラガラ 教室に生徒が入ってきた 「やば!準備してないっっっ!!!!」 「あ・・ゴメン俺、手伝うよ!」 「いいよ、海斗君違うクラスだし!!」 「俺が話してたせいだし!」 「大丈夫!今日は少ないから♪ね!」 「ゴメンな」 「ううん!」 実は私、ずっと海斗君のことが好きでした 入学して、女子がキャーキャー騒いでいる方向を見ると とてもかっこいい男の子が笑顔で男の子と話していたところで一瞬で一目惚れ。 茶色がかった髪の毛に黒い瞳に足の長さ・・・ すべてかっこよく見えた こんな男の子、世界に何人いるんだろうって思えた まさかこんな形でお友達になれるとは・・・
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