すいーとたいむ

7/38
前へ
/39ページ
次へ
―翌日 昨日のことはまだ知れ渡っていないようだった だけどいつ大変なことになるかと思ったら・・・・ と思いながら廊下を歩いていた 「蜂本やっほー★」 「やっほー!海斗君!」 "蜂本"って初めて呼ばれたかも・・・ 「コイツ?海斗とダチって奴」 「うん、そうだけど」 海斗の後ろにいたのは男の子。 「2人とも紹介するな、蜂本こっちは俺のダチの藤井悠太!  で、こっちは俺の新ダチの蜂本密菜」 「こんにちわ」 海斗の友達だから笑顔で言った 「へえー、普通じゃん」 その一言にムカッっときた 「こらっ!悠太そんなこと言っちゃダメだぞ」 「・・・でも、まあまあかな」 「おい!!」 といって海斗は悠太を叩いた 「ゴメンね、蜂本!コイツ不器用だからさー」 「ううん、別にいいから!」 「ま よろしくな、蜂本」 といった悠太は海斗を引っ張って行った 「よろしく・・・」 ちょっと苦手かもこの人。 「今日はバスケットをします」 体育の先生が言う 「ハニー、バスケだって。いやだなあ」 「さとみ・・・まあ頑張ろうよ!」 「うん。」 「蜂本さん、頑張ってねー!うちのチームの勝利かかってるんだから!」 「うん!任せといて!」 張り切りすぎたけど・・・大丈夫かなあ これでも体育の成績はいつもいい方。 っていうか体育しかできない・・・みたいな・・・。 語学とか理数とか無理だし・・・。 ダン ダン ダン     シュッ ボールはゴールの中に入った 「よっしゃあー!」 そしてチーム全員でガッツポーズをした 「やったね、ハニー*」 「ありがとう、さとみっ!」 「蜂本さんやっぱりすごいやー!」 「うんうん、すごいねー」 「そんなことないよっ」 クラスのみんなから体育だけほめられる毎日でした 「・・・えええええ?!」 部屋で大きな声を上げた 「なんでメール届かないの?!」 海斗へのメールが届かなくなった いくら送っても届かなかった 「やっぱ、私メールしつこいのかなあ・・・すぐ返信するし・・・」 どうしよーー 「そ・・そうだ!電話すればいいんじゃん!」 『おかけになった番号は現在使われて・・・』 アナウンスの途中で切った
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加