旅の途中

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『ウチは……』 片手で頭を押さえるネネ 『ネネ。お前の仮の名前だ』 『記憶喪失です。貴女は一時的に自分の名前を忘れてしまってるようです』 『ネネ……けっ…気色悪ぃ名前だな』 するとカザミは 『あら…文句でも??』 穏やかな笑顔をしていた。 『きったねえ名前――』 するとカザミの身体から何やら風が纏っていた。 『止せ!!』 とマテラが忠告したが遅かった。 回りは悲惨な事になっていた。 回りにあったはずの木がバラバラの木屑になっていてネネは倒れている。 マテラはなんとか回避した。 カザミはネネの顔に近付け 『貴女の名前は仮ですけどネネです』 ネネはゆっくりと頷いた。
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