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ホオジロザメにクレイウィルスα型を使用して開発された初期のB.O.W.。
しかし実験の結果、クレイウィルスは鮫のような原始的な生物に対しては即効性が薄く、大した強化も期待できないことが判明したため、実験体は途中放棄され経過観察用に一匹を除いてすべて処分された。
B.O.W.として特に成功したものではないが、特筆すべきがこのネプチューンより第2世代が産まれたことである。
鮫は卵胎性の生物だ。
ウィルス感染前に実験体は身籠っていたのだろう。
クレイウィルスによって変化した母鮫は数十匹の子を産んだが、
2匹を残し幼体はすべて体の急激な変化に耐えられずに死んだ。
しかし残った2匹には母体と同様にウィルスによる変化が確認されたのだ。
クレイウィルスが母体を通して胎児に与える影響を得られた貴重な例である。
B.O.W.生産はクローニングに頼っているが将来、自己生殖可能な生物兵器が誕生する可能性もある。
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