クレイウィルス

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感染後、クレイウィルスは宿主の全身に広がるが、その影響は内分泌系に始まり、外皮系、筋系、神経系、循環器系、呼吸器系、消化器系、骨格系などおよそ生体を構成するすべての器官系に及ぶ。 成長ホルモンの分泌が極端に促進されるため、身体の大型化が外的変化として現われる傾向がある。 また、筋系の発達促進作用には目を見張るものがあり、素体となる生物の持つ通常時の数倍の力を発揮させる事ができるとの報告がある。 知能が大きく低下してしまうデメリットもあるが、同時に痛覚や恐怖心なども減衰し、宿主を極めて攻撃的な性格へと転化させる作用もある。 これはB.O.W.を兵器たらしめる重要な要素といえよう。
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