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(どうにかしなきゃ!)
幸運な事に元々怪我に強いのか右腕が動かせることが出来る事に気付いた。
そして右手を男の方に向け、さっき失敗した魔法を使った。
(ヤバい意識途切れそう―…。)
美沙「"光の力よ泡となりて攻撃せよ!'ライトバブル'!"」
精一杯の魔力で魔法を放った。
が、男は光っている右手を出して防いだ。
(あれは光の初級魔法"シールド"だったっけ?)
?「さっきの攻撃強いな。別に攻撃する気はない。安心しろ。」
ここでアタシの意識は途絶えた――…。
――…
―――……
――――……。
美沙「うぅ…。…ここは?」
?「闘技場。」
美沙「そっか、アタシ気絶しちゃったんだ。…って何であんたいるのっ!?」
何故かさっきの怪しい男がまだいる。
(ええっと、コイツに殺されそうになったんだっけ?いや、違う。自分の魔法に殺されそうになったんだ。)
不思議な事がもう一つ。
美沙「あれ?傷が治ってる。何で?」
?「俺が傷を治した。」
美沙「ありがとう…って何でっ!?」
?「お前さっきからうるさいっ。」
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