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――朝――
少女「あ~あ。疲れた~。」
?「ご苦労。データを渡しなさい。」
少女「はいよっ、ボス。」
ボス「えらく時間かかったな。」
少女「ちょっと手間取っちゃって。」
ボス「ふぅん。お前ほどの奴でも手間取る事があるんだな。」
少女「アタシはそんなに凄腕じゃあないよ。」
ボス「まぁいい、次は一週間後だ。」
少女「やっとまともな休みね♪」
ボス「後は手配しておくから家に帰れ、美沙。」
美沙「美沙とは呼ばないで。ったく身元がバレたらどうすんのよ。」
ボス「ハハッ、そいつは大変だな。」
美沙「人事みたいに言うわね。そっちも危ないでしょ。帰るわ。」
昨夜の少女―美沙は建物の外へと出ていった。
ボス「やれやれ。言うことは変わんないな。最もこの職業をするには打ってつけなのかもしれんが。」
ボスと呼ばれた男はそう呟いた。
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