40人が本棚に入れています
本棚に追加
「咲奈起きてー!!」
体を揺すっても起きない………
だから、俺はは少し微笑み…………
「よーし咲奈はおきないし………今日の朝ご飯は自分の分だけでいいかなぁ」
すると突然布団から音がなり、見ると完全に咲奈が起きた。
「おはよう咲奈」
「おはようお兄ちゃん。
私の朝ご飯作ってくれないの??」
咲奈が泣きそうになりながら尋ねてくる。
身長差の事もあり、俺から見れば必然的に上目遣いになり、とてもかわいいらしい。
「もう作ってあるから大丈夫だよ!!
早く食べに下に行こう。
遅刻しちゃうよ!!」
「はーい!!
………ねぇお兄ちゃん!!」
部屋から出ようとした時に咲奈に呼ばれ、振り向くと………
「いつもありがとう♪」
と、笑顔で咲奈が言った。
申し遅れたが、俺の名前は望月咲夜(モチヅキ サクヤ)。
どこにでもいるようなごく普通の中学3年生だ。
さっきのは妹の咲奈(サクナ)。
親が不在なため、今は咲奈と2人で暮らしている。
最初のコメントを投稿しよう!