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「てか楓…さっきから気になってたけど本性出してるよね?良いの?」
「ああ、Sクラスのみんなは知ってるから良いんだ」
「へー…」
「…お前、知ってるのか?」
「え?」
ふいに口を挟んだのは背の大きい男の人
てか周りを見てもそうだけどSクラスって全員カッコイイんだね!王道だね!
「楓の秘密、知ってるのか?」
「あぁ!さっき楓本人から聞いたからね!」
「…楓」
「ごめんってばー涼太!だってなんかよく分かんないけど杏奈には話しちゃってさぁ…」
「…はぁ、これからは気をつけろ」
「はーい」
「え、えっと…そろそろ良いかしら…?」
ふいにオロオロとした天井先生の声が聞こえた
やっば…忘れてたわ、天井先生の存在
「とりあえず日下部さんの席は玲君の隣ね」
「はーい!よろしくー!玲っ」
ガタンと席に着き玲に笑いかけると頭を抑えた
…何故に?
「さて!それじゃ自己紹介でもしましょうか!まず初めに私からね!私はみんな知っての通り天井蜜柑…Sクラスの担任兼国語を請け負っています!」
ふわりとした金の髪を揺らしながらニッコリ笑う天井先生
…惚れてまうやろ!!!
「ちなみにっ天井株式会社の一人娘です」
「まじでか」
天井株式会社っつーと日常生活で普通に聞く会社だよね、うん
まさかの展開にびっくりだぜ
「次は…じゃあ日下部さんで良いかしら?」
「はーい!
日下部杏奈でーす!歳は十四「待て」…へ?」
ふいに玲に話しを遮られた私
何すか?
「今十四って言ったか?」
「十四って言ったね」
「ここは高校だよな?」
「ここは高校だね」
「何でいるんだ!?」
「飛び級ですが何か」
「…影田、どういう事だ」
フルフルと震えながら兄貴に問い掛ける玲
兄貴もこめかみを抑えながら私に聞いた
「…てめぇどんな手を使った?」
「へ?編入試験には合格したよ」
「どうやって!?」
「そりゃ毎日14時間、来る日も来る日も勉強をする毎日を半年も続けたら高校のレベルにも追い付くさ」
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