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「はい?そんな馬鹿らしい事私がするはずないっしょ?」
「「…は?」」
「確かに言い出したのは親父
けど面白そうだと乗ったのは私
嫌だったら断ってるもん
自主的にやってるってわけさ!まぁ…婚活みたいな?」
「…ぷっ…」
「くく…」
「…へ?」
「「あはははははは!!!」」
突然笑い出した二人にポカンとする杏奈
他の面々はまだ腑抜けた顔をしていたが、双子の笑い声にやっと我に返ったようだった
「いやぁ、君最高」
「面白すぎるわ」
ぽん、と杏奈の肩に手をおきまだ笑う二人
「久しぶりにこんなに笑ったなー、亮」
「しばらく飽きないねー、光」
「お前らな…もしかしたら結婚させられるかもしれねぇんだぞ!?」
「嫌だね、兄貴ー
私無理矢理させたりしないから安心してよ!愛のない結婚なんて悲しすぎるでしょ?大丈夫大丈夫!多分…いや絶対この中から結婚相手は見つかるさ!」
「ぷっ…ちょっ、君マジで良いわ」
「くっ…僕たち良い友達になれそうじゃない?」
「おぉ!友達になってくれるの!?やったー!お友達三号と四号ができた!」
「「あははははは!!!」」
またまた笑い出した双子に呆れた視線を送った啓
だがすぐにさっきの言葉に疑問を持ち杏奈の方を見た
「…さっきの話し方じゃ、まるで一号と二号がいるみたいだな
…玲と楓、か?」
「ん!正解っ!何で分かったの?」
「仲よさ気に話してただろーが」
「あ、そっか!玲と楓にはねお世話になったんだよ!ねっ!」
「…本当お前は訳が分からない奴だな」
「結婚って…まじで言ってるの?」
「私はいつでも大まじめだよ!」
「「「嘘つけ」」」
「うっわ、息ぴったり」
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