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白竜は、この森の副管理者のようなことをしています
その名前の通り、白い竜です
なぜ一人と一頭が嫌な顔をしたかというと、
白竜は極度の潔癖症だからです
元来、竜という生き物は血を嫌いますが、白竜はそれを超越していました
自分の湖の周りに、ほんの一滴でも血が着くと…
考えただけで頭が痛くなります……
それくらい暴れん坊で潔癖症
「は、早くしないとその人間どっかに飛ばされちゃう…」
エアロガは焦っています
ヴァイオの瞳をじっと見つめて、懇願します
「お願い
あたしは傷ついている生き物を放っておくことはできない
人間だけど
助けに行かなきゃ…」
ヴァイオは深ーくため息をついて、言いました
「無理はしないで下さいね」
ぱぁっと明るくなった表情のまま、エアロガは洞窟を駆け出しました
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