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「っ…!」
突然右目の辺りに痛みを感じ飛び起きた。
痛みを感じ部分を指で触ると、何かぬるっとしたものが付いたが、部屋がもう真っ暗で何かは見えない。
ズキズキと痛む患部の位置から推測すると、大方寝返りの時クリップで切ったのだろう。
でも生憎僕は救急箱がどこにあるのか分からない。
「翔太郎…まだ…?」
きっとスカスカの心とズキズキと痛む患部と真っ暗の部屋せいだろう。
得体知れない気持ちが僕を蝕む。
小さくしゃがみ込んだその時、パッと部屋が明るくなった。
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