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草原に俺とガキが立っている。
ガキの後ろに刀を構え俺を睨んでいる、俺と同じくらいの男も立ってる。
「お主はなにものだ?」
ガキが不思議そうに尋ねた。
「…俺は…“竜”だ。」
「竜?」
ガキは頭を傾げた。
「あぁ。
宜しくな、梵天丸。」
頭を撫でてやった。
それが、あいつの一番喜ぶ仕草だから。
「竜はわしを知っておるのか?」撫でられて嬉しそうに言った。
「あぁ。知ってるぜ」
(だってお前は
俺、なんだから)
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