+壱+

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暫く歩くと、いつも 通っている交差点が 見えてきた。 「あそこを通り過ぎると 学校だな… やっぱりサボろ。」 道をかえて、家へ戻ろうと した時、ガキが道路の近くを 歩いてるのを見かけた。 「小学生、か」 暫く見てると、反対側にいる ガキがそのガキに手を振っている。 ガキは手を振り返した。 そして、道路を渡ろうと している。 「what?! あのガキアホか!? 近くに歩道橋があんだろ!!」 俺の声は届いていない。 「shit! crazyなガキだぜ」 鞄を投げ捨てガキを止めに行ったが間に合わず、ガキは道路を横断し始めた。 _
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