積極的な彼。

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~in 屋上~ 「やっぱ屋上は良いねぇ!」 「そうだね・・・。」 ええ、確かに今日は快晴ですよ。 「もう!梨唯ちゃんテンション低い!」 雄太君は頬をぷくっと膨らましながら地べたに座った。 あたしも雄太君に向き合うように座る。 「不機嫌になんないでよ。ごめんね?」 雄太君はその言葉を聞くとバッと顔をあげた。 「怒ってないよ。おれ、梨唯ちゃん大好きだもん!」 ニコッと彼は可愛らしく笑う。 トクン・・・・。 不覚にも可愛らしい彼の笑顔にあたしの胸がときめいてしまった。 「梨唯ちゃん?」 雄太君はあたしの顔を覗きこんできた。
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