天地無用の理

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惇「我真名は春蘭だ」 刃「春蘭…………改めて宜しく、俺の事は刃って呼んでくれ。」 春蘭「ああ」 二人はもう一度握手を交わす。 春蘭「それじゃあ我等が王の所に行くか、ってお前足怪我してるぞ」 刃「えっ?」 刃が春蘭に言われ足を見るとそこには服が破けそこから血が出ていた。 刃「くっ!」 春蘭「速く戻ろう敵に襲われたら厄介だ」 刃「なんとか動くがちょっときついな」 ヒューー 春蘭「あ、危ない」 春蘭は刃を押し倒したが 春蘭「くっ!大丈夫か刃?」 刃「す、すまない大丈夫か春蘭」 春蘭には矢が左肩に刺さっていた、 ヒューーヒューー また矢が春蘭に命中 春蘭「グハッ」 左太股に一発、背中に一発刺さっていた ?「ひっひっひ、着てるもの全てと持ってるもん全て置いてけ、そうすれば命だけは助けてやろう。」 そこには黄色い頭巾を被った男達が100人位はいた。 黄「だがその女は貰う、散々われらを苦しめたんだ傷め付けて殺してやる、だからそこの男とっとと消えろ」 春蘭「刃逃げてくれお前だけなら逃げ切れる、頼む曹操様の片腕となり私の代わりに助けてほしい、だから速く!」 春蘭は怒鳴りながら言うが 刃「ばかたれ春蘭の代わりが要るもんか大丈夫だ、俺が春蘭を守るだから一緒に帰ろう、命を無駄にするな」 春蘭「刃………///」 春蘭「そうだなまだ死ぬには早すぎるな、刃力を貸してくれ」 刃「おうよ」 二人は剣を構え背中を合わせ黄巾党と対峙する。
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