天地無用の理

17/18
前へ
/151ページ
次へ
パリッ 漆黒の闇に閉ざされていた世界がガラスが割れるかのように割れ始めた。 パリッパリッパリッ パリッン 遂に割れ光が刃を包み込む レオン「何なぜだ?」 レオンの手に握られていた闇に落ちた聖剣それはレオンの手から離れて行く。 それが天に光ながら飛んで行くと刃と同じ光がレオンを包み込む レオン「ミリアなのか?」 少し辛そうに誰に言うのでもなく呟いた ミリア「えぇそうよレオン」 光から声が聞こえる レオン「また俺は闇に落ちたのか?」 ミリア「そうよ、でも私が居る限り何度でも止めてあげるわ、だからもうやめて私たちの世界に帰りましょう」 レオン「そうだな」 レオンは刃の体から抜け脱け殻になった刃の体は崩れ落ちる レオン「刃よ、お前の中にある魏の血を克服しなければまたお前は今日と同じ思いをするだろう」 光に包まれた時に気絶していた刃の心は体に戻っていた。 ミリア「我が魂を受け継ぎし者よ、お前に命を与えるこの命をどう使うかは勝手だが我々と同じ過ちをしないでいる事を願っている」 春蘭を光が包み春蘭の体に入っていく。 するとレオンとミリアといえ光は消えていた そこには無数の死体と寄り添うように倒れている春蘭と刃の姿があった
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1502人が本棚に入れています
本棚に追加