仮面の男

2/2
前へ
/11ページ
次へ
レストランには人一人居なかった。 タビーはレストランにいる料理長に聞いてみた。 「ねぇみんな何処に行ったの?」 「アカデミーに殴り込みしに来た仮面の男を見に行ったらしいよ。」 タビーは再び聞いてみた。 「殴り込みってテニスよね?」 「ああなんでもコーチ達を倒して次はあのアレックスが戦うらしいぞ。」 と料理長は言った 「ノーティー、アレックスはきっとセンターコートよ!彼のプレイを見るチャンスよ」 「わかった行こうタビー」 2人はセンターコートへ向かった。 中に入ると烈しいラリーが続いていた。セットポイントは2対1アレックスが負けていた。そして仮面の男はハンマーをだして物凄いショットを放った。 アレックスは吹き飛ばされた。そして難無くゲームを取られて負けた。 だがアレックスは悔しがらず逆に笑顔だった。 ノーティーとタビーはアレックスに仮面の男正体を聞くためにアカデミーのメインビルに向かった。だが学長室にアレックス達の姿は無かった。2人はメインビルを抜けた先にある正門に向かった。 そこにはアレックスと学長がいた。しかしそこには仮面の男は居なかった。 ノーティーはアレックスに聞いてみた。 「アレックス仮面の男はどうしたの。」 アレックスは言った。「彼らなら帰ったよ、まさか僕に会いに来てくれるとは思いもしなかったよ。」 タビーは言った 「ねぇアレックス仮面の男の正体って誰なの?」 アレックスは答えた。 「いずれ分かるさ、それに彼らの正体を明かす訳にはいかないのさ。」 そういうと学長と共に帰っていった。 寮までの帰り道2人は今後事について話し合った。 「いずれ分かるさって何だよ、こうなったら最高のテニスプレイヤーになって真相をつきとめてやる。」 ノーティーが言った 「その前に何の実力も無いのに最高のテニスプレイヤーなんて言ってる場合じゃあ無いでしょ?」 タビーが言った 「実力がないだって?!確かにテニスプレイヤーとしての実力は無いかもしれないけど・・・・」 ノーティーは言った 「とにかく明日から一緒に頑張ろうね!」 タビーが言った ノーティーは「ああ」と言葉を返すことが出来なかった。 そして2人は寮に帰って床についたのであった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加