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「それでノーティーはこのトレーニングで何を得た?」
アレックスが言った。
「パワーとスピードが上がって何か不思議な気分だよ。」
ノーティーは言った。
「タビーは?」
「何かこのトレーニングで少しレベルアップしたような…」
タビーは言った。
アレックスは頷きこう言った。
「君達もようやく手に入れたようだね。試しにティーチングコートでやってみよう。」
アレックス達に連れられてティーチングコートに行った。
「ダブルスでやろう、ノーティー達は本気でかかってきて。僕とニーナを倒す気持ちを持って。」アレックスは言った。みるみる観客が集まってきた。コーチ達も見ている。
「何だこの胸の鼓動は何か出来そうだ」
次の瞬間一瞬時が止まったような感覚が体を走り放ったショットは火のドラゴンの形をしたものだった。
「ファイヤードラゴンショット」
ノーティーは言った。アレックスとニーナの間に凄まじく速いショットが炸裂した。
それからあとまぐれでタイブレイクに持ち越した。
「点を取られたくないノーティーばかりに任せていられない!」
タビーの後ろにボールが飛んでいった。
「シュウティングスターレシーブ!」
流星が降り注ぎ後ろに飛んでいったボールを吸い寄せリターンした。
しかしノーティー達の粘りも虚しくアレックス達に負けてしまった。
アレックスは言った。
「その力SSショットを使えばきっと最高のテニスプレイヤーを目指せるよ、きっといつか」
アレックスはそう言うとニーナ達と共に去っていった。
日が傾き始めたので2人は寮に戻った。明日からの厳しい戦いに備えて。
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