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見上げるとそこには見たことのない男子の顔があった。
背はボクより20cm位高く、少し茶色い髪と色素の薄いブルーの大きな瞳、まるで女の子のような顔立ちが印象的な男の子だった。
「キミ……大丈夫?」
その人の声にボクは過敏に反応して体を1、2歩引いた。
カラダが変にアツい。
「ボ、ボクは大丈夫です!」
ボクは首を何度も横に振った。
「そ、ホントごめんね。じゃあ俺、急いでるから……」
その人はまた走りだして階段を降りていった。
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