はじめに

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直人「そうなのか?」 つぐみ「なんか、ムカつくなぁ、お前」 いかん本当にイライラしてきた。 直人「まぁ、そんなイライラするなって、そんなことより、今のところ曲がらなくてよかったのか?」 つぐみ「おっ、あざーす。じゃ、またなぁ」 と言い、曲がり門まで戻っていって、バイバイと手を振っている。 直人も軽く手を振った。 直人「はぁ、あいつ普通にしてれば、まともなのに、どっかぬけてんだよなぁ」 そんなことを、呟きながら歩いていると、前から、見た目100%職質をかけなければならないような人が、走ってくる もしかしたらと思ったが… はい、やっぱりぶつかった “ガタン”何が落ちた だが、怪しい人は走り去ってしまった。 なんだよ、と思い落ちた物に目をやると、アルコールランプのようなかたちのボタンが落ちていた。 直人「なんだこれ」 直人はそれを拾い上げた、それには、“押すな”と書かれていた。 だが、そう書かれていると押したくなるのが、人の性てある。 今思うと、押した自分がバカに思えたが、後悔はしていない。 有り得ない光を放ち直人は、光共に消えてしまった。
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