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「俺マジで苦手なんだよお前の親父」
そう言うとシンは【その事か…】っと言った表情を見せた。
「………まあ好きな人はそうそういないだろうね」
ダッシュしながらシンの親父の話をしていると10分程たって着いた。
「…何だかんだで着いちまったな」
シンが大きなため息をしてさっきまでのテンションはどこに行ったんだと言いたいくらいにしょぼくれていた。
「じゃ…じゃあなシン」
「え?!おい逃げるの………ぐ!?」
ルイはその場から逃げるように帰ろうとした。
………はずだった。
「おいルイ。どこに行くんだ?」
この声はシンの声ではない…
誰?
やつしかいない…
「…………はい」
その声に背中から冷や汗を感じた。
恐る恐る声のする方に顔をゆっくりと向くとそこには…
シンの親父がいた。
通称【説教悪魔】
「お前とルイこっち来いや」
…………。
………………。
………………………。
そして30分間俺らは説教を喰らうハメになった。
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