第3話 料理対決アニメって少ないっすよね?

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ドタバタが落ち着いた頃。 ハヤテのところにある男が近づいてきていた…。 「ハヤテ。」 「はい、お嬢さま。」 ハヤテは、いつも通り、ナギの世話をしていた。 「ハヤテは、もう、ぜ、絶対にここからいなくなってしまわないんだよな。」 「はい。」 ナギの聞いたことに、少し疑問を持ちながらも、そうやって、ハヤテは答えた。 しかし、ナギには何かを感じていたらしい。 それは、ナギ以外にも、伊澄(いすみ)も感じていた。 伊澄はハヤテのことを心配した。 そして、ついに、その時がきてしまった。 ガッシャン。 何か、ガラスが割れる音とともに、館内が暗くなった。 「いったい、どうしたんでしょうか。」 マリアがそういった瞬間、目の前に矢が刺さっていることに気づいた。 「ひゃー。」 悲鳴を聞きつけたハヤテがマリアのところに向かった。 「大丈夫ですか。」 ちょうど、駆けつけたときには、何故か電気が復旧していた。「ええ、でも、それ…」 マリアが指差した先には矢が刺さってた。 三千院家の警備は厳しいはずなのに、なぜこの矢はこんなところに刺さっているのだろうか、そして、一体誰がやったのであろうか。 「あっ、矢の中央に紙がくくりつけてありますわ。」 「本当ですね。開いてみましょうか」ハヤテが手紙を開くと、そこには、ディナーの招待が書いてあった。 しかし、そこには、執事とご主人様限定で、その他の警護の入場は禁止と書いてあったのだ。「ちょっと、これは、怪しいですね…」 ハヤテがマリアにそう言ったときに、丁度、ナギが部屋に入ってきた。ナギは状況が読み込めず、ただ、ハヤテと2人っきりでディナーに誘われたということだけに目がくらんだ。 「ハヤテ、それはいつなんだ」 そういうナギに 「いや、明日と書いてあるんですが、いかにも、この状況で来たってことは、何か、お嬢様を狙ってるとしか…」 ハヤテがそう言ったのを遮るように、ナギは、 「それ、行くぞ!」 と行く気満々になってしまっていた。 マリアも、心配して、ナギに言った。 「でも、ナギ、もしかすると、もしかしなくても、罠であるかも知れないんですよ。」 しかし、ナギは、 「大丈夫、今まで、ハヤテが何度も、苦労を乗り越えて、私を守ってくれたではないか。」 と引かなかった。
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