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恐いね、マジで怖い。
知らない間に世界の全てが少しずつ反転してた。
よーく思い出せばそうだ確かに俺は男であった。
おかしいと思ったぜ。
あのとき見た鏡に写ったロリっこ。見たことがないはずだぜ。
相当戸惑ったし。けどそん時は「あーこんな感じの顔だったわ、ボケたかな私、おほほほほ」って感じで納得しちゃったんだっけ。情けな、俺。
変わってることが分からなくて。
俺がおかしくなったと勘違いしてさ。
そうだな、例えれば丁度時計の針を寝てるうちに動かされた感覚に近い。
しかもどうやらそんなことがあちこちでも起こっていたらしい。
身近な被害で言えば、ガールフレンドの千鶴はロリコンではなかったはずだし、親友のミスター馬鹿山本が数学の微分積分を出来るはずもなかった。
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