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ただのクラスメイトだと思っていた、哲也に恋をした瞬間だった。
どうしよ……
恥ずかしくてたまらない…
「………。」
何も言わない私に哲也は髪を触るのを止め、私の向かいに座った。
「なぁ…か……か‥め…?何だっけお前の名前?」
かめって………。
哲也の言葉に思わず笑ってしまった。
「おっ!笑った!」
顔を上げると哲也の笑顔があって、私はうつむいた。
「なぁ、名前」
「……かすみ……」
「えっ?」
聞こえなかったのかなぁ?
「か……ッ…!」
「かすみだよ」
。
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