微炭酸

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俺は、ボールを拾い顔をあげた。 そこには、美術部の華蓮と友達が遊んでいた。 「・・・いた・・・。」 ――見つけた。君を。 俺の大好きな、君の後ろ姿を・・・。 俺は、君に一目惚れした日のことを思い出す。 入学式のとき、初めて君を見た。 君の後ろ姿に惚れたんだ。 長い、艶やかな髪の毛。 背は、普通で小柄な子。 一瞬にして心が奪われた。
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