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「美術部の遊び、終わったみたいだぜ?」
輝は、怪しい笑みを浮かべて、美術部の方へ視線を向けていた。
「いきなり話しかけたら、変だと思われるだろ、、、。」
俺は、アスファルトに視線を落とし弱音をはいた。
「じゃあ、俺が話しかけてこよ➰。」
そう言って、輝は立ち上がり美術部の方へ歩き始めた。
「、、、待った!それだけは!」
輝の動きを止める俺。
「早くしねぇと、誰かにとられるぞ?お前、それでいいのか?」
「いいわけねぇだろ、、、。」
輝は、俺の腕をつかみ背中を押した。
「ならさっさと行ってこい!!つまんねぇ意地はってんな!!」
「おぅ!」
俺は輝に言われた通り、美術部に向かった。
部活を終えた生徒達が、続々と出てくる。
──俺は君を探した──
すると、遠くの方にずっと見つめていた君の姿があった。俺は、君までかけ寄る。
・・・何を言えばいいの?
話したことなどないのに──
でも君に近づきたい、、、。
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