主任は模範

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ひとつとして 乱れの無い机に向かい まずはパソコンの電源を入れる 起動している間に 引き出しからファイルを取り出した 「報告書の方がだいぶ溜まっている…か。最近忙しかったからな」 開いたファイルを横に置くと パソコンを打ち始めた カタカタカタカタ カタカタカタカタカタ―… 一時間程経っただろうか ウィン 「あ、主任。おはようございます!!」 元気よく入ってきたのは ツォンと同じ黒いスーツを着た 金髪の女 「おはよう、イリーナ。」 パソコンの画面から視線を外して 挨拶を返す カタカタカタカタ カタカタカタカタカタ―… しかし すぐに作業を再開する 「今日も早いですね☆あれ?そんなに急ぎの仕事ってありましたっけ?」 イリーナと呼ばれる初々しい女は さりげなく飾られた 自分の机に着くと 同じくパソコンの電源を入れ ツォンに問いかけた
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