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かごめかごめの曲が終わった頃、舞台は学校。
数人の生徒が一ヶ所に集まって話をしている。
照明ON
光「にしてもほんとあっつー……なんでこの学校クーラー無いのかね」
夢美「それは仕方ないよ光ちゃん、諦めよう」
光「って言われてもさぁ……あー、せめてアイス食いてぇアイス」
翠羅「もうじき夏も終わりとはいえ……ある意味この時期が一番暑いんだよな。
……あ、蚊が飛んでる」
光「あー、暑い暑い暑い暑い暑いあつ」
渚「だーもう、横で暑い暑い連呼しないでよ! 余計暑くなんでしょ馬鹿っ!」
光「んなっ、誰が馬鹿だ誰が!」
渚「んなのあんたに決まってんでしょー?」
光「言いやがったな? このやろう……あれだ、お前知ってるか? 馬鹿って言う奴がほんとは馬鹿なんだぞバーカ!」
渚「なんですって……?」
夢美「ちょっと二人共落ち着こうよ!」
翠羅「暑苦しい」
光・渚「っ……ふんっ!!」
光と渚、思い切り顔を背ける。
夢美は苦笑いしており、翠羅は下敷きで扇ぎながらだるそうにしている。
そこに、なにやら分厚い本を読みながら眼鏡をかけた緋小夜が登場。
緋小夜は登場するなり真っ直ぐ4人の元に向かい、そのまま彼女らの目の前で立ち止まる。
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