恋のはじまり

繋がる未来

孤独に耐えかねる時がある。
一人ぼっちを、辛いと感じる瞬間がある。

とうにそんなもの、乗り越えたと思っていた。
でもそう感じる瞬間がある。
そんな時僕は、とてつもなく恥ずかしい気持ちになる。

一人で公園のブランコに座って考え込んでいた時だった。

「あっ！てつやだー！！アイツの父ちゃん、悪いやつなんだぞ！アイツとあそんじゃいけないだぜ！」

「ほんとだー！！石なげてやっつけよう！！」

石が飛んできた。顔に当たった。唇が切れて、血が出た。

何だかこのまま死んでもいいような気がしてきた。