【名称】

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パプリカは、コロンブスによってヨーロッパへ持ち帰られた。この時、当時のヨーロッパで胡椒が珍重されていたことから、"pepper"(胡椒および唐辛子の意味)の名が付けられた。 果実の呼び名は国毎に異なり、「胡椒」と「唐辛子」のどちらかで呼ばれている。イギリスでは単純にpepperだが、イギリス連邦では"capsicum"(唐辛子)と呼んでいる。アメリカ合衆国では果実と品種を"Bell pepper"と呼んでいるが、その色合いに合わせて"red pepper"や"green pepper"などの呼び名も通じる。ロシアではブルガリアの胡椒を意味する"болгарский(bolgarskiy perets)перец"。フランスは例外でピーマンと一括りにされ"Poivron"と呼ばれている。 この果実から作られる香辛料は"paprika"と呼ばれる。これは、唐辛子全般を指すハンガリー語が転用された呼び名である。日本では品種も果実も香辛料も全てパプリカと呼ばれている。
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