第二章

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ジリジリとアスファルトをも溶かす様なカンカン照りの太陽から逃げる為 僕と皆川君は、まるで地中海にある洒落た白壁の建物の様なカフェへと滑り込む。 僕達の… 暑く…熱い…夏の始まり…。 ………第二部始動……… ひとまずカフェオレを二人で注文した。 「カフェオレ、ホットで」 と、皆川くん。 (えぇ!? ホット? 夏なのにホット?) 確かに暑い時に熱い物を摂取すれば、健康に良いって聞いた事はあるけど… いくら冷房が効いた店内だとしても、こんな猛暑日にホットを頼む僕達に、ウエイトレスが怪訝な目をしたのを、皆川君は見逃さなかった! 「こたつで食べるアイスは美味いだろう?それと同じさ。」 皆川君はウェイトレスににやりと怪しく微笑んで見せた。
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