パクリ狂の詩
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「はぁ~もう卒業かぁ~」 桜を見上げながら一人呟く。 ポケットに入れた右手でカチャカチャ音をたてる。 胸元が少し肌寒い… 「せっかく第2ボタン用意したってのに無駄だったな…」 3月― 卒業式を終えて一人、期待に胸膨らましていた少年がいた。 「てっきり下級生が取りに来ると思ったんだけどなぁ 「みんな恥ずかしがっちゃって!」 少年は自意識過剰だった…
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