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学園の敷地内の芝生は整っていて花や木々も綺麗で、上品な感じだ。
舞「……。」
隣を見れば菜乃華は黙々と歩いていた。
そんな歩く姿も、凛としていて格好良く…
―――綺麗だった。
舞「それにしても…、まさかこんな所に呼ばれるとは予想すらしてなかったよ。」
菜乃華「此処の理事長は気に入れば簡単に入学させるからな。」
舞「ふーん。すっごい優しそうな感じの人みたいなんだね!」
菜乃華「優しい…か。」
―――気晴らしに近いがな。
舞「え…っと。最初は理事長さんの所に行くべき…かな?」
手紙にも"最初に私、理事長室まで来て下さい。"って、書いてあるし…。
菜乃華「理事長室まで…って、あいつは己に剣を突き付けられたいのか。」
舞「へ…?」
溜め息を吐きムスッとする菜乃華に首を傾げながら見上げた。
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