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菜乃華「怪我…ないみたいだから良かった…。藍河 舞。アンタも"風蓮学園"に行くんだろ?」
舞「えっ?!何で…私の名前まで知ってるの?」
菜乃華「んー…。それは教えられない。けど、」
菜乃華が差し出したのは…、
私の生徒手帳だった。
菜乃華「真面目さが伝わるぐらい丁寧に書くんだな。ちなみに、アンタと部屋隣同士だから。」
同時に立ち上がると、私が彼女を見上げる感じになった。私が154㎝だから…、ざっと菜乃華は164㎝ってとこ。
菜乃華「行くぞ。…藍河。」
舞「う、うん!」
会ったばかりの人に名前を呼ばれるも、菜乃華の私を呼ぶ声は優しく感じ思わず笑顔で返事してしまった。
菜乃華「……ッ……。」
…?一瞬だけ…、本当に一瞬だけ。
菜乃華の顔が曇った…。
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