62人が本棚に入れています
本棚に追加
マリア「あっ……!!待って……っ」
私も急いで走り出した。
だけど、その動物はやっぱり風のように足が早くて…
すぐに見えなくなってしまった。
私は見えなくなってからも走ったけど……
とても追いつかなかった。
キラッ
マリア「え?」
そのとき、地面に何か光るものを見つけた。
それをゆっくりと拾う。
マリア「………宝石…?」
それは、ニ・三センチくらいのダイヤモンドのような形をした赤色の宝石だった。
マリア「綺麗……。あの動物が落としたのかしら……?
だったら、私が貰っておいて、後で渡せばいいわよね!!」
私はその宝石を落とさないようにしっかりとポケットにしまった。
???「もし……」
その時、前から子供のような男の子の声が聞こえた。
マリア「えっ!?」
私は急いでその声の主を見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!