エメラルド

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シルバー「あ。待つんだ、アリス!!」 そのとき、シルバーに声をかけられた。 マリア「?何かしら?」 私は振り向いて答える。 シルバー「この世界には、アリスのことを知らない者がたくさんいる。 だけど、名を聞かれたら、必ずアリスと名乗るんだよ。 きっと、親切に教えてくれるだろう」 マリア「アリスと…?分かったわ!!」 私は笑顔で答えた。 シルバーはその顔を見てか、少し安心したようにみえた。 シルバー「もし、また何か分からないことがあればオレのところにこい。そのときはまた、知識を与えよう」 マリア「ありがとう。じゃあ!!」 今度こそ。 私は強く足を踏み出し、道を小走りでかけていった。
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