おかしなお茶会

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それにしてもこのテーブル、とても長いのね。 三人しかいないのに十人分の席とカップとお皿が準備してあるのだもの。 誰かを呼ぶ予定だったのかもしれないけど、来なかったのかしら? でも、シルバーは三人でお茶会をしていると言っていたし…。 ???「どうぞ」 そんなことを考えていると、紫色のカメレオンは私の目の前に紅茶の入ったカップを出した。 紫色のカメレオンは多分……三月トカゲのことだと思う。 マリア「ありがとう…。 あの……あなたのお名前は…?」 ???「私か……私の名は…」 ???「おうおうおう!!よくぞ聞いてくれた!!」 とワニが紫色のカメレオンの言葉を遮った。 ベクター「東西南北、帽子を求める人あらばすぐに駆け付け、どんな帽子でも作りあげる!! 帽子屋ベクターとは俺様のことよ!!!」 マリア「ベッ………ベクター……さん…?」 チャーミー「ぼくわさわぎばちのちゃーみーっていうんだよお~~」 とミツバチ。 ???「ベクター!!何故私とかぶせた!!」 ベクター「名前を聞かれたら答えるのが常識だろうが!!!」 チャーミー「だろうが~!!」 エスピオ「くっ……。まぁいい…。 ふぅ……すまないな。いつもこんな感じなんだ。 申し遅れた。私の名はエスピオ。皆は三月トカゲと呼んでいる」 マリア「よ……よろしく………」 エスピオ「ちなみにさっきベクターは帽子屋と言っていたが、"元"帽子屋。だ」 ベクター「おい!!それは言うな!!!」 ……………………。 ……本当にカオスエメラルドのことなんて聞けるのかしら…。 私はすごく不安になった。
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