おかしなお茶会

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マリア「あのっ!!!……えっと……皆さん、カオスエメラルドってご存知かしら…?」 その質問をした瞬間、さっきまでしていた話をピタッと止めてまた一斉に私のことを見た。 ……正直、怖い…。 そして、ベクターが口を開いた。 ベクター「なんだ。お嬢ちゃんはカオスエメラルドを探してるのか?」 マリア「ええ。どこにあるか知っているの?」 ベクター「知ってるぜ」 というと、どこからともなく小さな宝石を取り出して言った。 ベクター「これだろう?」 その宝石は濃い青色をして、ほのかに輝いていた。 エスピオ「それなら私も持っているぞ」 チャーミー「ぼくももってるよ~!!」 そう言った二人も宝石を取り出した。 エスピオは水色、チャーミーは黄色の宝石だ。 私はここに三つもあることに飛び跳ねて喜んだ。 マリア「そうよ!!それ!!よかったら私に譲って下さらない?」 正直、無理な要求だとは思ったのだけど、エスピオもチャーミーも別にもらってもいいということだった。 私は喜んで貰おうと手を伸ばしたが、ベクターがその手を塞いだ。
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