おかしなお茶会

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私が意気揚々と待ち構えていると、ベクターがなぞなぞを思いついたようで、右の手の平に左手の拳を合わせた。 ベクター「おしっ!!じゃあ出すぜ!! 目が145個あって、口が耳まで裂けいて、手が8本あって、足が7本あるものってな~~~んだ?」 マリア「え~と…。ちょっと…待って。少し考える時間を頂戴」 ベクター「いいぜ」 目が145個で、口が耳まで裂けている…。 手が8本で、足が7本ある…。 私はその姿を想像してみた。 ……が、出てくるのはどれも現実では有り得ない姿ばかりだった。 これじゃあまるで…… マリア「お化け…」 チャーミー「ばけものだ~~!!」 私が喋った瞬間、チャーミーの大きな声に遮られてしまった。 しかも同じことを。
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