ゆっくりしていってね

恋に落ちる音がした(前)

キュンキュンもやもやしながら車に揺られ

「…剛さん、剛さん、着きましたよ!」

「ん。…あぁ…」

まだキュンキュンもやもやする

その痛い胸のまま楽屋のドアを開けたら

『お、剛おはよ。』

…ずきゅんっ

「……ぁ…」

『???　なんやねん??』

「ぁ……ゃ…なんでも　　お、おはよ。」

『なんやねん（笑）ん、おはよ（笑）』

笑顔で言ってくれる

その笑顔にも

キュンキュンくる。

僕はこんなんで

この後仕事が出来るのか……………

『つーよしっ』

…ずきゅんっ

end
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